2014/11/04

五葉会のポスター(コラム)

ペデ下には数多の掲示板がある。9月下旬現在の掲示板では、白門祭のコンサート、観戦、勧誘ポスターなど様々なものが見れる。こうした数多くのポスターが掲示板に犇めき合う中、五葉会のポスターもひっそりと存在する。

五葉会のポスターはサークル勧誘の一つにカテゴライズされるが、他のサークルとは一線を画するものを活動内容に加えている。
それは、「坐禅」である。
五葉会の他に坐禅サークルとして存在する大学は一橋・早稲田・学習院・東大くらいであるから、如何に異様な存在であるかお分かりであろう。しかし、五葉会は「坐禅」と「茶道」をワンセットにして行う部会であるから、他の坐禅サークルともちょいと毛色が違うのである。
 では、そんな五葉会のポスターとは・・・?



 ここで「おや?」と思われた方もおられるのでは?
タイトルの部分で「坐禅のススメとなっているのである。「2」があるなら「1」もある筈。勘が良い人は気付いたであろう。実は春学期と秋学期に五葉会はポスターを1枚ずつ打ち出しており、春学期のは「坐禅のススメ」、秋学期のは「坐禅のススメ2」としている。そういう絡繰りにより、「2」が出ているのであった。

 では、春学期のポスターを見てみよう。




2つのポスターに共通して言えることは、中大生諸君に手紙形式で五葉会へと勧誘している点だ。内容は春・秋とも似通ったものであるが、要は茶禅一味を目指す中、己の人間形成を図ろうというサークルなのである。秋の方の内容に深みが出ているのは、作成者の己がそれだけ禅について学ぶ契機を得たから。会活動に坐禅と茶道を据える五葉会は真、奥深い。

しかし、坐禅という会の気質から来るのか、昔から五葉会は野郎の数がやけに多い。それも、融通の利かぬ輩ばかりだったらしい。以下、ある関係者の談。そのお方はお茶の先生でもあるので、お庭に茶花があり、お茶の稽古がある時なぞはお庭の茶花を使うのが常であったそうだ。庭というものは放っておくと雑草がジャンジャン生える。困った先生は当時入り浸っていた五葉会の連中(やはり野郎ばかり)に庭の草取りと肥料播きを命じた。しかし、何を血迷ったか五葉会の連中は大切な茶花を雑草と間違えて引っこ抜くわ、肥料は一箇所にぶちまけるわ(本来なら少量ずつ土にかぶせて播く)で大変な騒ぎになったらしい。・・・現在もその気質を受け継いでいるのではないかと疑う会員はちらほらいる。遺伝でないのに、げに恐ろしい。

一方、五葉会には昔から女性がいるにはいるが、野郎よりもその数がかなり小さい。私が推定するに、まず「茶道」でフラフラ寄ってくるのだが、最終的に「坐禅」で逃げて行っている。「坐禅」はどうも負のイメージが強いようで、あまりイイ話を聞かない。読んでいる貴方様も、もしかしたら御多分に洩れないかもしれないが、そのイメージ、ほぼ間違ってますぜ。(反論は別の頁に譲るが)とにかく、女性少なきことは今も昔も五葉会の悩みの種ではある。


五葉会幹事長