2014/09/23

福島さん講演会「日本の和について」Part2

 人間というのは「人と人の間」と書く。人間というのはどんな仕事についても人とのやりとりなんです。仕事自体はそんなに難しくない、しかし人間という壁が出てくる。部下や上司あるいは法の規制とか色んなものが出てきて、こう言う風な人間関係になってくる。最終的には人間のために貢献するとか人のためにする。それはどういう風にするかというと、それは想像する、想像して得られるものは知恵です。
 要は単に頭がいいのではなくて人格とか、あるいは才能、これらが人間として重要です。人間性を高めるうえで重要というか目標を目指すうえで人格愛じゃないかと。遠い言い回しでいうと人間の肉体についてお話ししたいと思うんですけども、皆さん魂って信じるかどうか。心っていうのは学問だと心理学がある。しかし、魂には魂学っていうのはないんですよ。ですから学者の人はわからないんです。これは鈴木大節、日本の禅を世界に広めた人ですけど、この人が魂をどのように説明したかというと精神と物質の2つのものの融合といっています。しかし、これがよくわからないんですね。


 WHOが健康を定義しました。今は3つなんですけど、実は4つあったんですね。4つ目にスピリチュアルというのがある。これを1998年に総会に提案をしたが、審議の必要なしとした。しかし、実はこの霊的というのがわからない、説明がつかないんですよ。今はまだ3つなんですけど、身体的、肉体的、社会的というようなものがWHOが定めた健康の定義なんです。


 では霊的は何かというと非常に無垢なものです。例えば、皆さんが綺麗な花を見たときの純粋な気持ちがあると思うんですけど、これが霊的なもの、忙しいとこういうものは出てこないです。なので、座禅などをやって頭の中を空っぽにするとこういうものが出てくる。実は、皆さんが社会人になって自分が好きじゃない道に逸れてみたり、いろんな異質な人間と会ってみると面白いと思うんですよ。