2014/07/13

6/26~29 茶禅一味の会(活動レポート)

喫茶去

先生はいわっしゃった、「喫茶去」と。その意は何か?この度の小攝心は実に喫茶去でありました。

喫茶去、というのは昔の問答でありますが、それはただ「お茶でも飲んでいきなさい」というものでははいのです。そこには、言外に凄まじいまでの迫力を擁しているのであります。それがその三文字に集約されているのです。その真意は直心をもってのみ体得しうる。直心とは解り易く言えば素直な心です。しかし私の直心はこの時に至っては積年の悪弊により風前の灯でした。そうわけでただ悄然として帰らざるを得なかったのです。

茶禅一味の会は千葉県市川にある人間禅の本部道場で執り行われました。市川は千葉県にありながら東京との県境付近にあるので、印象とは違ってそれほど遠くはありません。本部道場は矢切駅の近くの閑静な処に建っております。座禅部は今となってはすっかり衰退してしまいましたが、いくつかの大学に存在します。そしてそれぞれの活動の拠点となる場所があります。五葉会にとっての我が家はやはり多摩の会室ですが人間禅の道場もそうであり、そうあるべきなのです。少なくともかつてはそうでしたし五葉会は元来人間禅系の部なのです。ですがそうはいっても今では衰退して、昔の五葉会員が世話になった多摩五葉塾もなくなってしまった状況からみると、時代の変化に柔軟でなければならないのかもしれません。
五葉会の活動は日々の定例、人間禅の攝心だけではなく、他大学の座禅部との活動もあるわけですからそのどれにでも参加してもらってもいいのです。多摩が五葉会にとっての我が家かもしれませんが、それにこだわる必要はないと思います。というわけで人間禅の活動ではありますが本部道場に来ました。

五葉会では今年度には幾人かの新入生に入ってもらったので今年は去年とはまた違った面が出るかもしれません。今回の茶禅会にも新入生一人が参加してくれましたので、会員の幽霊化が多いこの頃、熱心な会員というのも出てくるかもしれません。



会計記述