2014/10/21

五葉会の3つの魅力(コラム)

「五葉会」この言葉からあなたはどのようなサークルを想像しますか?
4号館4405室。部屋一面に畳が敷かれているこの部屋で、五葉会は坐禅とお茶を行っています。
今回は、3つのキーワードを基に、五葉会の魅力を紹介していきましょう。

まず、最初のキーワードは「歴史」です。実は五葉会、今年で86年目を迎える中央大学の中でも古参なサークルの1つなのです。そもそもの始まりは、1928年にまで遡ります。当時、道を求めた5人の学生が、中央大学で講義をしていた立田英山先生の下に集まったのが始まりです。サークルの名前は、禅の言葉にある「一華開五葉 結果自然成」から命名されました。その後、部員数が今の倍以上在籍し、会則なるものが存在していた時代や、廃部の憂き目を見た時代など栄枯盛衰がありましたが、数年前に本格的に復活して以来、現在では、順調に会員数を増やしながら再び軌道に乗りつつあります。

そのような長い歴史を持っているため、多くの幅広い業界で活躍しているOBOG、そして他大学サークルとの交流を持っています。一時そのつながりは断たれていましたが、五葉会の復活以来、それぞれのつながりは、再び進行形で深くなりつつあります。普段なかなか知り合う機会のない、多くの他大生や年上の人と色々な話をすることができる。「歴史」を積み重ねてきたサークルの強みかもしれません。

2つ目は、「機会」です。みなさんはこれまでに坐禅や茶道を体験したことはありますか?高校時代までに坐禅や茶道に接する機会は、非常に稀だと思います。しかし大学では、やってみたいという好奇心と部室の扉をノックするほんの少しの勇気さえあれば、誰もが気軽に体験することができます。普段、時間に追われながら生活しているなか、忙しさから遮断された空間で何も考えずに坐禅をして自分を見つめる。または、禅や茶道に関する本を皆で輪読し、その奥深さを知る。中央大学、そして五葉会には、そのような贅沢な時間の使い方を体験する「機会」が用意されています。

そして、最後のキーワード。それは、「人」です。
現在、五葉会には約14人の会員が在籍しています。その中には、スポーツマン、公務員試験に向けて勉強をしている人、起業を思索している人、ゲームクリエイターを目指している人などなど。価値観や背景の異なるメンバーが、それぞれの動機から縁あって同じサークルに集っています。そして、全員が毎週の活動に出てくるわけではありません。特別なイベント時に参加する人、飲み会に参加する人など、それぞれが一番、活動しやすいカタチで五葉会に関わっています。ある種、これだけ変わっていて自由な「人」たちに出会えるのが最大の魅力とも言えます。
新たな知見や、世の中にはこんな面白い人がいるのか!といった発見と驚きが味わえて、自分の世界が広がる「大学の中の大学」のような場所です。